教育についての記事で、このようなものがありました。
「もう、やってられない」中教審で現場教師の本音訴え
これはどこの組織にあるようなことだとは思います。
現場と管理側の認識のズレ。
ツケが回されるのは、いつも現場。
この記事の現場の先生たちの声は、本当に素直な本音だと思います。様々なものをデジタル化して、教育にもICTを導入していく
ということは、頭はでは十分理解している。
必要性もわかっている。
価値もわかっている。
でも、まず目の前の現場をなんとかしなければ。
今日も授業・部活・生徒対応・保護者対応・日誌、などなど、
やらなければならないことが山積している。
そんな日々を送っているのに、新しいことやれと言われ、
そのための研修を受けなければいけないのだが、そんな時間はない。
もう、先生方の現状・気持ちが痛いほどわかります。
理想と現実の板挟みになっているのです。
文科省や教育委員会が打ち出している方向性は、間違ってはいないと思います。
というより、実際に教育はやってみなければわからないところは正直なところあります。
例えば日本でプログラミング教育を取り入れてその後子どもたちがどうなるか、
なんて誰もわかりません。
世界で導入の例があっても、日本の子どもではどうなるかは不明です。
ICT導入、プログラミング教育、小学校の英語教育(これは個人的には反対ですが)、方向性やしたいことは理解できます。
しかし、記事にもあるとおり、
「現場がどうなっているか、どうなるか」の想像力が足りない結果だと思います。
大学受験の英語についても同様だと思います。
民間企業の試験を導入したらどうなるのか、ある程度は想像すればわかります。
それを、この直前になってワタワタしているのを見ると、
「ちょっとなぁ…がんばってくれよ」
と言いたくなってしまいます。
教育は、何よりも子どもたちのため、未来の日本のためです。
僕はずっと主張し続けます。
教育は「子どもたちファースト」であってほしいです。