教育

過剰一般化は自分を苦しめる

「わたしなんて、全然ダメです」

聞いていて、悲しくなる言葉です。
予備校で教えていて、生徒からよく
耳にする言葉です。
大人と接していても、この言葉を
発する人がたまにいます。

人間、
性格はさまざま、
能力もさまざまです。

「全然ダメ」「できない」
というのは、ある一側面のことでしかありません。

高校生であれば
「わたし、理系科目全然ダメなんです」

すごくざっくりしてますよね。
本当に理系科目全てダメなのでしょうか。
数学の全ての単元がダメなのでしょうか。

そんなはずはありません。
数学が苦手だとしても、
中には一つくらい得意でできる分野があるものです。
でも、「数学は苦手だ」と自分に
言い聞かせてばかりいると、
本当に「酢学嫌い」ができあがります。

こういうときは、正確に表現するといいです。
「数学の○○の分野が苦手です」

ここは苦手だけど、ここならできる。
そうやって部分部分を正確に見ていくと、
意外とできる分野があることに気づきます。

最初から「全部できない」と思い込むと、
それが強化されていきます。
ちゃんと全ての分野が苦手になっていきます。
まるでその言葉に脳が合わせていくように。

何も考えずに、現実を見ずに
「わたしはできる!」
と言うもの個人的にはあまり好きではありません。
なぜなら、現実を見たときに落ち込むから。

自分には何ができて何ができないか。
自分は何が好きで何が嫌いか。
過剰一般化はせずに、
正確に、客観的に、とらえよう。

〇〇に注力せよ前のページ

緊急のときほど、本性が現れる次のページ

関連記事

  1. 教育

    英語を話すのか、英語で話すのか

    よく日本人は英語が話せないと言われます。英語教育に携わっている身とし…

  2. 教育

    思い込みではなく、事実ベースでみる

    「先生、私英語全然できないんです…」生徒がよくこう言いながら…

  3. 教育

    人生で成功するために〜「記憶」より「記録」〜

    ◆◇引用ここから◇◆【人生で成功するために】信じられるのは、「記憶」…

  4. 教育

    コロナの影響を受けても、もがき続ける

    今日で、なんとか映像収録を終えました。丹波の塾で英語を教えて…

  5. 教育

    言葉を変えるだけで、ゲームばかりの子供が机に向かう

    こんな記事を見つけました。「ゲーム三昧の子」が勉強に向かう“…

  6. コーチング

    コーチングと禅の親和性

    先週の金曜、マツダミヒロさんのイベント「しつもんZENインストラクタ…

  1. 徒然日記

    自分をご機嫌にする方法
  2. コーチング

    小川のテーマフリー個人セッション
  3. 教育

    自分のできることを全力でする
  4. 徒然日記

    身体反応に意識を向ける
  5. 教育

    分析→仮説→検証→原理
PAGE TOP