オランダの教育に精通している人と話す機会がありました。
オランダは教育にコーチングが導入されていて、
先生の地位が高いとされている国です。
小川は大学からコーチングを学び始めて、
これは教育に生かすことができると強く感じました。
実際に教員養成課程にコーチングを導入している
と聞いて驚きましたが、それがとても機能しており、
子供たちは伸び伸びと育っているようです。
こんなことを聞くと、
「あぁ、オランダの教育は素晴らしいな。
日本にもコーチングが根付いたらいいのに」
と思ってしまいます。
ところが、そのオランダに精通している人が
「オランダの人が日本の教育制度を見て、
何て言うと思う?」
ときいてきました。
「えぇ…そうですね、子供たちに勉強させすぎ、とかですか?」
と僕は答えました。するとその人は
「日本の教育は素晴らしいって言うんだよ」
と言っていました。
例えば知識をしっかり教え込む点や
塾が豊富で多種多様な教育を受けられる点などが
挙げられるそうです。
僕からしたら、そんなことは「普通」であり
「当たり前」です。コーチングを導入して
子供の主体性を重んじて伸ばす教育のほうが
はるかに素晴らしいように思えます。
でも、オランダから見た日本が素晴らしく見えているように、
日本から見たオランダが素晴らしく見えているだけなのでしょう。
互いに良いところはあるし、改善すべきところはあります。
ないものねだりをするよりも、良いところは認めあい、
真似したいと思う部分は導入していくのがいいですね。
自分のところを卑下することはありません。
これは個人においても同じことが言えると思います。
他人と比べては自分はダメだ、と思い込むのではなく、
自分の良いところを認め、他人の素晴らしいところは
真似できるところは真似する。
決して自分を過小評価することはありません。
そんな素敵な世界ができるといいな。
僕は特に子供たちに対しては、ちゃんとその子の
良さを伝え続けていこうと思います。