先日の体験コーチングのときでした。
「おがしゅーさんの笑顔がとてもステキで、
私の話を全て肯定してくれている感じがしました」
こうクライアントさんに言われました。
そうか。
笑顔は肯定の証なんだ。
いつも笑顔で聴いているから、
みなさんたくさん話してくれるんだ。
そう気づきました。
話す側は、常に不安にさらされています。
「こんな話、していいんだろうか」
「ここまで話すと引いたりしないだろうか」
「自分の話なんか面白くないよな…」
話すというのは一つの自己表現。
自分を出すからこそ、受け取ってもらえるかどうかは
とても不安を感じるもの。
だからこそ、コーチは全て受け取ります。
どんな話でも、受け取ります。
僕はよく、初めてのセッションの際に説明することがあります。
「ここでは何を言っても構いません。
たとえあなたが誰かを殺したいと言っても、
何も起こりませんし逮捕されることもありません。
もちろん私には守秘義務がありますので、
ここでの話が他に漏れることはありません」
この説明をすると、とても安心する方は多いです。
何を言ってもいい、という安心感を得られるからです。
これに加えて、「笑顔で話を聴く」ということが
何よりも肯定する証なのだ、と気づかせていただきました。
そしてこれは、コーチではなくても、
実践できることだと思います。
子どもの話を「笑顔で」最後まで聴く。
パートナーの話を「笑顔で」最後まで聴く。
聴くべき相手はたくさんいるはずです。
多くの方は、きっと話す相手が笑顔ではないのでしょう。
無表情だったり、ときにはしかめっ面だったり。
そりゃあ、自己表現をするのも怖いはずです。
だからまず、自分から笑顔で話を聴くことが大事なのだと思います。
笑顔で最後まで話を聴くだけで、
世界はもっと平和になるんじゃないかと思います。