1月24日(金)は、マツダミヒロさん主催
「しつもんZENインストラクター養成講座」
を受講しました。
場所はなんと、京都の妙心寺。
午前中は妙心寺の隣の花園会館(お寺のホテル)。
午後は妙心寺春光院。
しつもんと禅は、親和性が高いのです。
特に、この妙心寺は臨済宗の大本山。
臨済宗とは禅宗の一つで、禅問答を含む公案を教えの中心とする宗派です。
※ちなみに僕の実家のお寺は曹洞宗で、
ただひたすらに坐禅をする只管打座を教えの中心とする宗派です。
マツダミヒロさんがずっと行っていることが、
自分に対する問いかけ、「しつもん」だと言っています。
私はミヒロさんのメルマガを購読していますが、
毎日「しつもん」が届いています。
このしつもんと、臨済宗の禅問答との相性がとても良いのでしょう。
ミヒロさんと、妙心寺春光院の川上全龍さんとのコラボが
今回実現した、というわけです。
※全龍さんと写真と撮らせていただきました♪
川上全龍さんは、妙心寺春光院の副住職であり、
マインドフルネスの講師もされています。
細かい紹介は割愛します。
※TEDxKyotoに出場され、英語でスピーチをされました。
マインドフルネスについては、
日本の禅の発想が海外に広まり、
そこで発展して日本に入ってくるという
逆輸入的なものになってしまっています。
また、マインドフルネスは技術・テクニック寄りに
なってしまっていることを全龍さんは問題視しています。
禅で一番大切なことは、「観察」です。
自分がどのように感じているのか、
ひたすら自分を見つめる、ということです。
この日は実際に坐禅を組みましたし、
「歩く瞑想」なるものも体験しました。
歩く瞑想、面白かったです!
あまり「瞑想」という言葉からは想像し難いものなのですが、
自分の動きや感覚に注意を向けることを実践しました。
歩くという行動を言語化してみるのです。
左足のかかとが地面についた、
左足のつま先まで地面についた、
右足のかかとが浮いた、
などなど…
これを心の中でつぶやくのですが、
つぶやき続けるとそのつぶやきを諦める、
手放す瞬間があったりします。
でも意識は自分の動きに向いています。
自分の身体反応に注意を向けることが大事だ
と全龍さんはおっしゃっていました。
確かに、普段自分の動きなんか自然にできてしまうので
意識を向けることは少ないです。
余談ですが、不眠の人が眠る方法として、
寝転がって足先をちょこちょこ動かし続ける、
というのがあるそうです。
眠れない人はたいてい「頭」でいろんなことを考えてしまっている。
足を動かすと足の動きに注意が行くので頭で考えることをしなくなる。
そうすると自然に眠りに入るそうです。
面白い!!
24時間ずっとは無理ですが、
できるだけ自分の身体反応を観察する生活をやってみます。